唄評 1  先ごろ、今は亡き坂本九のヒット曲、”明日があるさ”のリバイバル版が発売されはした。 私はこのオリジナル曲を3・4年前に知り、それから好きになったのですが、これは私感なの ですが、どうも今回のリバイバル版とオリジナル版とでは”明日があるさ”のニュアンスがちょ っと違うのではないかという気がします。   リバイバル版の方は、1コーラスごとにオムニバス風になっていて、内容は、いわゆる今流 行りのサラリーマン悲哀モノですね。私も何年かサラリーマンみたいなことをしていたことがあ るので、雰囲気はわかります。でも、ちょっと違うのは私は”会社を起こしたヤツ”(実際には 起こそうと思ってるヤツ)の方なので、正確には当てはまらないのですが、現代感覚にはピッ タリとマッチしていると思います。解釈的に言えば、どちらかというと”今はだめでも未来があ るさ”という感じではないでしょうか。  それに対してオリジナル版の方は曲全体がひとつのストーリーになっており、ニュアンス的 にも、まさに”今日はだめでも明日がある”といった感じです。いつもの駅で会う憧れの彼女 に想いを告げるまでのプロセスを見事に描写していて、これはねぇ、私はわかります!途中、 ちょっと今で言うストーカーっぽい内容もありますが(というより、全般的にそうかなぁ。。。)、 おそらく昔はそれを”純情”と捉えていたんでしょうね。 私も若い頃はよく、好きなコの家に 電話をかけてベルの間に切っちゃいました!(そういう歌詞が出てくるんです。) そういう意味では構成的には、こちらの方がダイナミックだと思います。 機会があればぜひ、 ご一聴を。   リバイバル版の方も、ビデオが面白そうなので出たら買っちゃおうと思ってます。