おしながき |
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UDとコンピュータ
ハード編
ソフト編
自助具編
私が以前いた畑がコンピュータ畑ですので、ここではコンピュータ(主にパソコン)を使う上でのUDについて考えてみたいと思います。
そもそも、パソコンという道具そのものがUD商品といえると思います。(正確には、パソコンであるソフトを使用した場合ですが。)例えばワープロソフトは、字の書きづらい人はもちろん”芸術的な”字体の人でも同じ結果が得られたり、文書を書き終えたあとも編集や印刷が手軽にできてしまいます。 さらに表計算ソフトを使うと、計算が苦手でもデータを入力するだけで正確な結果が得られます。これらのソフトは特にUDとは謳(うた)っていませんが、我々の能力を補ってくれたり質を高めてくれるという意味で立派なUDと言えます。
しかし、とは言うものの細かく見ていくとまだまだ検討の余地は十分にあります。いまやコンピュータの技術は日進月歩どころか時進日歩というくらいのスピードで進化しています。そうしたことを考えると、今はまだ無理だと思われている事も近い将来、可能になっていくものと思われます。 以下ではパソコンについて細かく分野別に分けてUDについて考えていきたいと思います。
★ハード編 上へ
- パソコン本体

◆スイッチ部分
ディスクトップの場合、一般的に1.5〜2cm四方のものが多い中、SOTECのものはわりと大きめになっている。
’96年頃以降のパソコンはOSを終了すると自動的にスイッチが切れるのでスイッチの入/切の大変な人も切ることに関しては自分でできるようになった。(本当はディスプレイなどの周辺機器も連動できるといいのだが・・・ ※USBやIEEE1394等接続機器は一部、対応しているものもあります。)
OSがフリーズ(制御不能)になってしまった場合、5秒程度スイッチを押さなければ切れないが、たった5秒間でも押し続けることができない人もいる。以前あったリセットボタンの方が良い人も多いのでは。(これは私も含みます!)
◆CD/DVD・フロッピードライブ
CD/DVDドライブは垂直トレイより水平トレイのほうがディスクを置くだけで良いので扱いやすい。
他に、ノートパソコンなどのトレイでCDの中心の穴で固定するものがあるが、手が震えるとCDの記録面を傷つけてしまう可能性がある。
◆外部機器接続部分
接続の間違いを防止するために、端子の種類ごとに違う形状にした方が良い。また、接続する方向が決まっているものは正しい方向でのみ接続できるよう形状を工夫する。(これはすでに実施されている。)
近年、USBやIEEE1394等接続端子の統一化が進んでおり、外部機器が増えても接続が容易になってきている。(ちなみに、USBのUはUniversalのUです。)
スペース的な問題もあるのだが、できれば各端子の説明は文字とマークの両方があるとわかりやすい。
- キーボード

◆キー部分
手が震える人のために、オプションでそれぞれのキー位置に穴のあいたキーボードカバーがあると良い。
→ありました! テクノツール (キーガード)
◆配列
文字部分は旧来からあの配列で統一されているので、今になって”あいうえお順”にするとこれまでパソコンを使ってる人はかえって混乱する可能性がある。 また、これから使う人も配置を覚えるという意味では同じなのでそれほど問題は無いように思える。
- マウス・トラックボール

◆マウス
ボール式より光学式のほうが動きのロスが少ない上メンテナンスも楽。また特にマウスパッドも必要ないので断然使いやすい。また、大きさは様々あるので使う人がそれぞれ選べる。
ホイールボタンは人によっては必要の無い場合もあるので、ボタンの有無が選べるほうが良い。(私、要りません!)
◆トラックボール
現在右利き用のものしかないので、左利き用も欲しい。
- ディスプレイ

◆画面
画面の映り込みが気になるところだが、防止フィルムがあるので対応策はある。
◆画質調整用ボタン(ツマミも含む)
ボタンの文字が見にくい。
- プリンタ

◆用紙吸入部
シートフィーダ式の吸入部は前方からと後方からとがあるが、総体的に見るとやはり前方からのほうが使いやすい。
カートリッジ式のものは紙の補給時などにカートリッジ全体を取り外すのはたいへんなので、例えば蓋の一部を開閉できるような形状にしてそこから紙の補給ができると良い。
◆操作パネル
コスト的な問題もあるが、エラーメッセージ等はランプの点滅だけではわかりづらいので、液晶の表示部分が欲しい。
また、目で見るだけでなく音(音声や警告音のパターンなど)で知らせる方法もあると良い。
◆その他
インクカートリッジやトナーの交換を容易にできるようなものが望ましい。
- 外部装置
◆外部記憶装置(ハードディスク・CD-R/RW・MO・DVD-R/RW/RAM等)
アクセスランプ(読み書きしているときに点滅するランプ)は、コントラストのはっきりしているものが良い。パステルカラーや読み書き時とそうでないときのランプ色が同系のものは、晴眼者でも見づらい。
DVDは規格が統一されていないが、UDという側面から見るとDVD-RAMの方が多少乱暴にしてもキズが付かないので扱いやすい。
※DVDには大きく分けて2種類の規格があります。DVD-R/RWはディスクを裸で使うのに対し、DVD-RAMはプラスティックのカートリッジに入ったまま使うものもあります。(3.5インチフロッピーディスクやMOのようなイメージ) 両者ともにメリット・デメリットがあるので、規格が統一されていません。
★ソフト編 上へ
- OS(今のところWindowsのみ)
様々な面でカスタマイズ(自分の使いやすいように設定を変更すること)ができるのが良い。
さらにWindows95以上は[ユーザー補助]機能によりシフトロック、画面・サウンド・マウスの(障害を補うための)より細かいカスタマイズができるようになった。
肢体不自由者のためのユーティリティは多くあるのだが他の障害のためのものが少ない。
例えば、テキスト読み上げソフトは晴眼者でも原稿を見ながら校正するときなどに使えるので、標準で付いていると便利。 また、オプションにするにしてもインターネットでダウンロードできる等簡単に追加できるような機能が欲しい。
突然ですが、Windowsカスタマイズ講座!(画像多用に付き、注意)
- アプリケーションソフト(オンラインソフトも含む)
◆基本的に複数の操作パターンがあると自分のやりやすい方法で操作できる。(例えば、同じ操作でもメニューバー・ツールバー・ボタン・右クリックメニュー等複数の操作パターンを用意するなど。)
◆セットアップも含め、できれば説明書を読まなくても大概の操作ができるように、操作性や画面の体裁・機能等を標準化することが望ましい。(メニューバーの処理のグループ分けとその文言・ボタンの大きさ等。)
◆画面の構成は、パッと見て流れのわかるようなものにする。(操作する順番が見た目でわかる等 一般的には左上から右下に流れるように。また、アイコンや画像を”うまく”使う等。)
◆操作のステップ(手順数)はできるだけ少なくし、自動化できるところはなるべく自動化する。(例えば、必要な数値を入れると自動で計算するなど。)ただし、必要に応じて修正できるようにしておく。
逆に、修正してかえって入力ミスになりそうなときや他に不都合が起こりそうな場合は完全に自動化してしまい操作ミスを防ぐ。
◆できる限りユーザ自身が使いやすいよう、設定をカスタマイズできるようにする。(画面の構成・動き、また前回までの操作を覚えておく等。)
◆環境設定・操作手順の入力等、面倒な操作はできるだけ初回起動時のみにし、次回起動からは1アクションで操作できるようにする。
◆画面配色はできるだけ標準のものを使用する。また、そうでない場合でも後で変更できるようにするのが望ましい。
突然ですが、オンラインソフトのススメ
★自助具編 上へ
- シフト押し器(正式名称は特に無いと思います。私がそう言っているだけです。)
シフトロック機能の無いOSを使っている場合では、写真のような器具を使うとキーの二重押しができるようになる。
シフト押し器
(写真をクリックで拡大)
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